2019/08/08 11:10

日本と同様、ベルリンも夏真っ盛り。

(画像は21時頃のテンペルホーフ空港跡地。白夜なので夜も明るく、お散歩やスケートなど明るい夜を楽しむ人たちが。)



さて、新しい花器が到着しました。

ミントグリーンカラーのfatlava

今回は夏に合わせてちょっとアクセントになりそうな、チョコミントカラーの珍しいFat Lavaも到着しました。可愛い色みとは正反対にスタイリッシュなフォルムが相まって、大人っぽい雰囲気になっています。インテリアをグッと引き締めるアイテムとしてオススメの一点です。


推定生産年代;1950年代 メーカー名;Unknown サイズ; H21cm 重量;276g 原産国:ドイツ


※ヴィンテージ品のための、汚れや小さな擦り傷などがある場合があります。


※経年変化がありますので、観賞用としてお楽しみ頂くことをオススメしています。






■■■■■■■■■Fat Lavaについて■■■■■■■■■■■■■■


—-特徴—

流れる溶岩のようなディテール、熱いマグマのようなビビットなカラー、溶岩石のようなザラッとしたテクスチャ、など表面的に溶岩をイメージするような釉薬を施した陶器のこと。

【Fat lava】は西ドイツのアーティスティックな陶器の中の、サブカテゴリを指すと言われる一般的な用語ですが、W.Germany art  potteryと同義語として使用されることも多いです。


—-歴史——

第二次世界対戦の敗北後、ドイツは陶器産業を再建するのに数年かかりました。国を挙げて再建に取り組んでいたようです。

1950年代から1970年代までの全盛期には、100以上の陶器/磁器メーカーや陶芸家が西ドイツを主としてアーティスティックな陶器を積極的に生産していました。1970年代初頭に生産が減速し始めた一方で、1980年代までさまざまな趣向の陶器が生産され続けました。

西ドイツの【West german Art Pottery】は、その多種多様な形と表現豊かな色でよく知られています。1990年代半ばに注目を集め始め、コレクターの間で関心が高まり続けています。

そして、2006年にイギリスで開催された展覧会によって、【Fat Lava】という造語が作られ、以降一大ムーブメントとなりました。

(その時の図録はこちらから購入できます。図録Fat Lava written by Mark Hill

現在は情報の追記を繰り返して第4刷版。事細かにそれぞれの主要メーカーについても書かれています。)



日本でもここ数年、じわりじわりとファンが増えてきています!

Fat lavaの魅力について、ブーム が来る前に是非ともキャッチしてみてください!